「SONYのHT-S200Fって実際どうなの?」
「メリットデメリットが知りたいな」
「そもそもサウンドバーって買うべき?」
これらの疑問にお答えします。
はじめまして。まつ1(@matsu1_sc)です。
私は一人暮らしの生活の質を向上させるため、日々便利グッズやサービスの探究をしています。
今回はSONYのサウンドバー「HT-S200F」をレビューします。
2018年3月に購入し、約2年間使ってきてわかったメリットとデメリットを解説していきます。
ちなみに私は音マニアでもなんでもなく、あくまで一般人が聞いてみてどう思ったか、という観点で見ていただければ幸いです。
結論を先に言ってしまうと
「テレビ番組視聴がメインなら微妙、映画やライブBDをよく観る・ゲームをよくプレイする方なら一考の価値あり」です。
SONYサウンドバー「HT-S200F」レビュー
特徴
HT-S200Fを購入したのは、主に以下の機能(公式サイトより引用)に魅力を感じたからです。
- 前方のスピーカーだけで臨場感豊かなサラウンドを実現する「S-Force PROフロントサラウンド(TM)」
- 原音に忠実なサウンドを実現するデジタルアンプ「S-Master(TM)」
- パワフルな低音
- テレビとの接続がより簡単になった「オーディオリターンチャンネル(ARC)」
- 手軽に置きやすいコンパクトなサイズ
この宣伝文句のような効果を理解するのに少し時間がかかりましたが、、、後述します。
HT-S200Fのメリット
映画・ライブBD鑑賞/ゲームをプレイした際の迫力がスゴイ
このサウンドバーを買って一番驚いたのが映画を見た時の音の迫力です。
アマゾンプライムで「ゼロ・グラビティ」を見た時に重低音が「ズウゥゥン」と部屋中に響き、
「なんじゃこりゃあああ!!!」と衝撃を受けました。
同じくライブBDを鑑賞した時やPS4でモンスターハンターをプレイした時も同様の感想を持ちます。
とにかく音の深さや重低音の出方がテレビ標準のスピーカーとは明らかに違います。
ここで私は、この製品の得意分野は音が作りこまれている作品なんだな、と気づきました。
音が前面に出てきてクリアに聞こえる
私の使っているテレビ(BRAVIA KJ-40W730C)を例に話すと、標準スピーカーがテレビ背面にあるため出る音はやや曇って聞こえますが、サウンドバーから出力するとクリアに音が聞こえます。
バラエティ番組など普通のテレビ番組は1点目のメリットの重低音等がでないため、音がクリアに聞けることが本製品を利用するメリットになります。
テレビの電源を付けたら連動して自動起動してくれる
本製品はARC(オーディオリターンチャンネル リンクはソニー公式サイト)に対応しているため、ARCに対応したテレビにARC対応HDMIで接続すると以下の機能がテレビのリモコンに連動して使えます。
・電源のオンオフ
・音量の調整/消音操作
・自動入力切替(テレビを付けたら自動でサウンドバーから出力してくれる設定に変わる)
本製品はテレビの電源を付けるだけで、テレビと一緒に起動してくれますし音量もテレビのリモコンで調整できます。
ここはHT-S200Fに限らず、サウンドバー選びで重要なポイントだと思います。
別途サウンドバーの電源を入れる必要があったらめんどくさいですよね。
スマホに接続してBluetoothスピーカーとして使える
本製品はBluetooth機能 を搭載しているため、テレビを見ていないときはスマホに接続してスピーカーとして利用することも出来ます。
音楽が好きな私としてはこの機能もプラス評価です。
サブウーファーが搭載されているだけあって、音楽再生時も重低音が効いておりいい感じです。
HT-S200Fのデメリット
テレビ番組の音は正直そんなに変わらない
長所で音が前面に出てクリアに聞こえる、とあげましたが、これは2年使ってきて私の耳が慣れたことが大きいと思っています。
買った当日にワクワクしながらテレビ接続して番組を見た時、
「え?何か変わった?」
と本当に思ってしまいました。
正直に言うとテレビ番組(ニュースやバラエティ)をメインで見られる方には、劇的に音が変わる!とは言えないためおすすめできません。
音が出始めるのが遅い(5~6秒かかる)
テレビであれば電源オンした1秒後くらいには音が聞こえてきますが、本製品を使うと
テレビ起動→サウンドバーに接続切り替え
という自動処理が入るため音が出始めるのは遅くなります。
体感で5~6秒くらいですが、その間にも映像は見れるようになっているので気になる方は気になると思います。
私はそういうもんだと理解して使っているので特に気になりません。
たまにテレビに連動して起動してくれない
これは私の環境だけかもしれませんが、数カ月に1回起きている気がします。
原因不明なので対処のしようがありませんが、頻度も多くなく本体のスイッチを押すorサウンドバーのリモコンで電源を入れるだけなのであまり気にしていません。
テレビのHDMI端子を1つ占領する
テレビリモコン一つで完結機能(ARC)を使うのであれば、テレビのHDMI(ARC対応)端子に接続する必要があります。
しかし、現代家庭におけるテレビのHDMI端子はレコーダーやゲーム機による争奪戦が行われているのではないでしょうか。
そのため、すでに全ての端子が埋まってしまっている方にとっては本機器のために一つ端子を空ける必要があるのは欠点かなと思います。
そういった方は別途HDMIスイッチャーを導入する必要があるのでちょっと不便ですね。
テレビ番組視聴がメインなら微妙、映画やライブBDをよく観る・ゲームをよくプレイする方なら一考の価値あり
長々と語ってきましたが、本製品の評価は最初に述べた通り
「 テレビ番組視聴がメインなら微妙、映画やライブBDをよく観る・ゲームをよくプレイする方なら一考の価値あり 」です。
5.1ch環境を作るほどお金も部屋のスペースもないけど、2万円台でテレビの音を気軽に音質アップしたい!というニーズは満たしてくれる製品です。
私も最初はテレビ番組しか見ていなかったので、買って失敗したかな・・・と思っていましたが、2年使ってきてメリットとデメリットを理解した今になっては買ってよかったと思っています。
後継機「HT-X8500」も出ているようですが、特に不満はないので買い替えはしないと思います。
「HT-X8500」はデュアルサブウーファー搭載など各ポイントが「HT-S200F」より強化されているようなので、これから購入を検討する方は機能と値段を比較してみるのがおすすめです。
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